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2012年5月25日 (金)

Au(111)

前回よりは若干平坦な場所にアプローチした。多数のステップの断面プロファイルをフィッティングして、ピエゾのz方向の圧電定数を正確に決めることができた。これまで適当に使っていた値の6割程度しか実際には動いていなかった。(ちなみに、これまで、z方向の絶対値が問題になる実験はしていない。)この校正は、トンネル電流の距離依存性から大まかに想像していた値とコンシステントである。これまで、講演ではz方向の振動ノイズは大体0.5pmと話してきたが、実際は0.3pm程度と、もっと良かったということになる。

スペクトルには表面状態の底が観測され、問題無かったが、空間分解能が悪く、ヘリンボーンだけで原子が見えない。10Vのパルスを10ms、100msと加えている途中で針先が大きくとび、金表面が見えなくなってしまった。やり直しである。

FIMが使えないのはやはり困るので、放電箇所のチェックを行ったところ、予想に反してEBステージではなく、FIMの探針ステージを支えるアルミナの碍子近傍で放電していることがわかった。なぜここが汚染されたのか不明であるが、2本ある碍子の両方で放電しているので偶然ではなく、対策が必要である。

とりあえず。4kVくらいまでは持ちそうなので、次回はFIMを一応試し、駄目だった場合は探針をそのままセットして、金だけでの調整を試みるつもりである。

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