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2011年1月

2011年1月31日 (月)

予冷準備

2週間の出張中に完全に室温に戻ったので、クライオスタットのIVCとOVCをTMPで真空排気開始。

2011年1月 8日 (土)

LiFeAs#SF4-13 STM/STS by 3He-STM

無事にアプローチはしたが、探針に原子分解能が無く、欠陥に関連するスペクトロスコピーを行うことができないので測定は断念した。

FIMによる探針評価は、残念ながら完全ではない。やはり、探針先端のその場調整と評価を行うために清浄金属表面を観察できるようにすることが急務である。

16日から29日まで出張なので、実験は一旦中断せざるを得ない。31日からLiFeAsの実験を再開予定。

2011年1月 7日 (金)

LiFeAs#SF4-12 STM/STS by 3He-STM

昨晩アプローチさせておいたLiFeAs#SF4-12は、不安定なフレーク上にアプローチしたようで、スキャンすらできなかった。

探針を再度FIMでクリーニングし、LiFeAs#SF4-13にアプローチ開始。

2011年1月 6日 (木)

LiFeAs#SF4-11 STM/STS by 3He-STM(その2)

無事アプローチしたが、10°以上傾いていて、フレークの上らしい。一応、スキャンはできるので、100nm四方をスキャン。欠陥の種類と数は、以前の測定と矛盾ない。

スペクトルには、やはり2つのギャップ構造が観測された。以前、不安定で測定できなかった、「穴」状の欠陥の上でもスペクトルがとれたが、ここでもギャップ内状態が形成されていることが分かった。一見、この穴は、欠陥位置の点群の対称性を保っているので、学会等で話した「局所対称性の破れがギャップ内状態と関連」という想像は違うかもしれない。これが単なるLiあるいは、As欠損であれば、磁性を持つとは考えにくいから、苅宿-小形論文等を参考にすると、ギャップ関数に符合反転があることを示唆しそうだが、現段階ではとてもそこまで主張できる証拠は無い。

途中で探針が変わってしまった。欠陥の型をはっきりさせようとして探針を試料に近づけると、欠陥の形が不規則に歪むので、いろいろ探針をいじめてみたが、改善されず、探針はFIMでクリーニング、試料は交換。

2011年1月 5日 (水)

LiFeAs#SF4-11 STM/STS by 3He-STM(その1)

昨晩ロードロックに3個入れた試料の内、最初の試料の劈開が無事に上手く行き、アプローチ開始。電圧デバイダを1/10から1/100に変更した。

Bi2Se3 #A-1 STM/STS by 3He-STM(その4)

参照のためのゼロ磁場のマッピング終了。残念なことに、最後の1/5位のところで、若干針が変わり、分解能が落ちてしまった。結果自体は、#3-3の時と同様、ほぼ均一である。若干欠陥近傍での電子状態分布のコントラストが大きいような気もするが、これを言うには、針の分解能のシビアな議論が必要。

大きな凸部を通過させたところ、探針の空間分解能はほぼ元にもどった。スペクトルも、Dirac点でのオフセットが若干大きいが、大きな異常はなく、安定しているので、このまま引いて、LiFeAsの実験に移行することにした。

2011年1月 2日 (日)

Bi2Se3 #A-1 STM/STS by 3He-STM(その3)

越年マッピング終了。不均一の大きさは前回測ったDirac点が-240meV程度の試料より小さいが、不均一が観測されるエネルギースケールは約±20meVで変化しない。したがって、バルクの伝導帯の底とは関係ないことが明らかになった。

トポを良く見ると、少し原子が細長いので、視野を広げて探針が不安定になったときに若干探針が変わったかもしれない。三角形の欠陥はきれいに見えている。探針の効果で不均一になることは無いと思われるので(逆はあり得る)、上記の結果に影響は無い。

比較のためにゼロ磁場で同条件でのマッピングを開始。これが終了したらLiFeAsを入れる予定。

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